レアル・マドリーとブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、新契約締結に向けて前向きに考えているようだ。
今季も公式戦13試合で5ゴール4アシストを記録し、チームの中心として活躍するヴィニシウス。先日のバルセロナ戦でも先発し、2-1の勝利に貢献した。しかしこの試合の72分に交代を告げられると、シャビ・アロンソ監督の判断に激昂。「いつも俺だ。もう俺はこのチームから出て行くぞ」と口にしながら、指揮官と挨拶もかわさずにロッカールームへと直行していた。
一部メディアでは、ヴィニシウスが自信を取り巻く環境やレアル・マドリーでの扱いに納得できず、来夏の退団を検討しているとも伝えられていた。しかし29日、本人がSNSで謝罪の声明を発表。こうしたこともあって、現在は新契約締結に前向きになっているという。
スペイン『as』によると、選手とクラブ間の交渉は決着に近づいていたものの、クラブワールドカップ後に行われた会談で一度破談になっている。しかしバルセロナ戦後の騒動も大きな影響はなく、両者が新たな合意に向けて取り組む準備を進めているようだ。
また、ヴィニシウス本人はレアル・マドリー残留を希望。交渉開始当初は非常に高額な給与を要求していたようだが、夏には条件面で合意に近づいていたとのこと。契約交渉の再開時期はまだ明らかではないが、シーズン終了後に本格的な話し合いがスタートすると伝えられている。
そして『as』は、「ヴィニシウスの契約更新はまだ不透明だが、順調に進んでいる。夏には交渉が停滞したものの、両者ともこのクラブでの将来に非常に前向きだ」と指摘。両陣営ともに新契約を結ぶ考えだと伝えている。


