レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールが、24日のラ・リーガ第2節、敵地カルロス・タルティエレでのオビエド戦(3-0)で見せたジェスチャーが話題となっている。
シャビ・アロンソ監督の戦術決定によって、じつに4年ぶりにベンチスタートとなったヴィニシウスは、後半途中から出場。前線でのボール奪取からFWキリアン・エンバペのこの試合2点目をお膳立てし、さらに後半アディショナルタイムに自らもゴールを決めている。
だがヴィニシウスが目立っていたのは、プレーだけではなかった。
エンバペのゴールをアシストする直前、ペナルティーエリア内で相手に倒されたと主張してシミュレーションで警告を受けていたヴィニシウスは、自身のゴール直後に主審に対して激しいジェスチャーと口ぶりで抗議。駆け寄ってきたエンバペが抱擁し、「抗議するなよ」と口を塞いでいた。
加えてヴィニシウスは、タルティエレの観客とも揉めていた。スペイン『DAZN』のテレビカメラは、同選手が野次に対する仕返しなのか、スタンドに向けて二本指を見せている様子を捉えていた。これまでにも行ってきた“2部へ落ちろ”を意味するジェスチャーだが、スペイン『マルカ』のSNSアカウントは「ヴィニシウス、オビエドのスタンドに向かって醜い振る舞い」との文言とともに映像を紹介している
また『DAZN』のテレビカメラは、ヴィニシウスがベンチに座っている間、スコアレスで試合が進行している状況で何度もあくびをしている様子も捉えていた。色々と話題に事欠かないヴィニシウス……。スペインの有名フットボールTV番組“エル・チリンギート”の司会者で、フロレンティーノ・ペレス会長と直接通じていることでも知られるジョゼップ・ペドレドール氏は、このオビエド戦後の放送で次のような意見を述べていた。
「ヴィニシウスはなんて素晴らしいんだ。0-0の状況で、ベンチで笑みを浮かべていた。ヴィニシウスはなんて素晴らしいんだ。0-0の状況で、ベンチで大きなあくびをしていた。ヴィニシウスはなんて素晴らしいんだ。エンバペのゴール直後に審判やオビエドサポーターに向かって何かを言い、エンバペに口を塞がれていた。ヴィニシウスはなんて素晴らしいんだ。自らゴールを決めたとき、オビエドサポーターに“2部へ落ちろ”と伝えていた」
「ヴィニシウスはなんて素晴らしいんだ。そして、なんて面倒くさいんだ」




