19日のラ・リーガ第5節、レアル・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦に2-1で勝利した。1ゴール1アシストのFWヴィニシウス・ジュニオールは試合後、知って知らずか、レアル・マドリーのアイデンティティーを体現する言葉を口にしている。
66分にFWウーゴ・ドゥロの先制点を許したレアル・マドリーだが、90分近くにFWカリム・ベンゼマのアシストからヴィニシウスのゴール、ヴィニシウスのアシストからベンゼマのゴールと立て続けにネットを揺らして逆転勝利。マドリディスモ(マドリー主義)の根幹とされる不撓不屈の精神をまたも発揮している。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたヴィニシウスは故アルフレド・ディ・ステファノ氏や故フアニート氏、最近であればラウール・ゴンサレス現マドリーB監督や現パリ・サンジェルマンDFセルヒオ・ラモスが体現してきたマドリーのDNAを、つまりは「絶対にあきらめない」との言葉を口にした。
「ここでプレーするのはいつも難しい。1ゴールを決められれば、なおさらね。でも、レアル・マドリーは絶対にあきらめることがないんだよ」
「僕たちは抵抗をして、最後には素晴らしい結果を手にしたね。監督の仕事も僕たち選手の仕事も素晴らしい。僕たちはかつてないほど努力しているんだ」
「最も大切なことは? レアル・マドリーの勝利に決まってるじゃないか(笑)」
「チーム全体の働きに満足しているよ。ゴールチャンスを生み出すために、僕にボールを渡してくれるしね。結果こそ何よりも重要だ」
ヴィニシウスの今季リーガ成績は5得点1アシスト。昨季の得点数をすでに2点上回り、6得点5アシストのベンゼマとともにチームの攻撃を牽引している。




