28日に行われたラ・リーガ第11節バルセロナ対レアル・マドリーで、レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールが観客から人種差別チャントを浴びせられている。
レアル・マドリーの2-1の勝利で終了した今回のクラシコだが、ヴィニシウスが再び差別被害に遭った。試合終了間際、交代でピッチから下がるヴィニシウスは、チームがリードしている状況でいつもよりゆっくりとした足取りベンチへ向かったが、その際に一部観客が「プート・モノ(クソ猿)」とのチャントを同選手に浴びせ、さらにバナナのような物も投げ入れている。
スペインプロリーグ機構ラ・リーガはそうした行為があったことをすでに把握しており、訴えのために動き出している。
ヴィニシウスは前節、アウェーでのセビージャ戦(1-1)でも観客から人種差別を受けていた。セビージャは迅速に対応し、同選手に向かって猿のようなジェスチャーを見せた一人の観客を追放している。
