ビジャレアルは3日にチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、本拠地エル・マドリガルでのリヴァプール戦に臨む。前日会見に出席したウナイ・エメリ監督は、0-2で敗れたファーストレグから逆転するためには観客の応援、攻守両面での良質なプレーが必要不可欠との見解を示している。
「ファーストレグとこのセカンドレグで一体何が変わるか? 今回は私たちがサポーターと一緒にプレーする番であり、勝利をつかまなくてはならない。最高の守備を見せることはもちろん、リヴァプールでの試合とは異なり、攻撃する方法を見つけることも必要だ」
「私たちはホームで良い試合を演じてきたし、良いレフェリングにも恵まれてきた。そしてサポーターとの同調は最高のプレーを引き出すことにつながる。0-2をひっくり返すことは難しいさ。しかし、アウェーゴールがなくなったことは私たちの恩恵になる。ピッチ上で、スコアを戻すための状況を探していきたいね」
ファーストレグでは自陣に押し込まれ続け、ほとんど攻撃する機会のなかったビジャレアル。とりわけMFチアゴ・アルカンタラには、攻守で圧倒されっぱなしだった。
「あっちではチアゴが途方もないパフォーマンスを見せていた。あの試合における最高の選手だったよ。それとファビーニョの走行距離も凄まじかったね。彼らの攻撃の種類は豊富で、そしてボールを奪われても奪い返してまた戦いに臨んでくる。それでも私たちは明確な決定機を与えなかった。チャンスはあったが、そんなに明らかなものではなかったんだ」
「私たちは守備面では評価されるに値するプレーを見せた。しかし、もし明日もリヴァプールの選手がMVPになるとすれば、こちらは敗退しているだろう。私たちは完璧な試合を演じなくてはならない。私たちのサポーターと一緒にね」
なおエメリ監督は、負傷離脱していたエースのFWジェラール・モレノを、この試合で起用できる可能性も示唆していた。




