今季ビジャレアルでわずかな出場機会を得られていない日本代表MF久保建英だが、所属元レアル・マドリーがこの現状に憤りを覚えているようだ。スペイン『カデナ・セール』が報じた。
ラ・リーガ第5節まですべて途中出場で、出場時間55分、1試合平均11分しかプレーする時間を与えられていない久保。『カデナ・セール』曰く、レアル・マドリーはビジャレアルがヨーロッパリーグも並行して戦うことになれば、久保の出場時間が大幅に増えると予想しながら、それでもここまでの起用法については憤りと失望を覚えているという。
レアル・マドリー内部でそうした感情が渦巻いている理由は、今夏の移籍市場において、久保が所属選手の中で最も多くの獲得のオファーを受けていたためとされる。
レアル・マドリーはビジャレアルのほか、ミラン、アヤックス、バイエルン・ミュンヘンなどからも久保の獲得を打診され、バイエルンについてはビジャレアルよりも金銭的に優れたオファーを受けていた模様。だがマドリーは昨季マジョルカでラ・リーガ1部に初挑戦した久保の次に踏むべきステップを綿密に思案して、同選手のプレースタイルに合致する攻撃的フットボールを実践し、なおかつヨーロッパリーグにも参加するビジャレアルをレンタル先として決定したようだ。
そうした経緯によって、レアル・マドリーはビジャレアルが久保にほとんど出場機会を与えていないことを快く感じていない様子。しかしながら現時点では、ビジャレアルに説明を求めることも、レンタル先を変えるというドラスティックな手段を講じることも考えてはおらず、落ち着き払いながら今後の成り行きを見守る方針とのことだ。
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