現地時間30日、ラ・リーガ第4節が行われ、久保建英の所属するビジャレアルはホームのラ・セラミカにアラベスを迎えた。
前節、バルセロナ相手に0-4と完敗を喫したビジャレアルの中で、可能性を感じさせるプレーを見せた久保。それだけに、このアラベス戦では今季初先発も期待されていたが、メディアの予想を裏切りまたもベンチからのスタートとなった。
3試合を戦っていまだ勝利のないアラベスを相手に、立ち上がりからホームのビジャレアルが圧倒する。12分、パレホのスルーパスに抜け出したモイ・ゴメスが、ゴール前で並走していたパコ・アルカセルにラストパス。しかし、タイミングがわずかに合わず、間にDFが入ったこともあって押し込むことができない。
それでも直後の13分、右サイドを抜けたガスパールの折り返しを、ニアサイドでフリーとなっていたP・アルカセルが巧みに合わせ、逆サイドネットに流し込みビジャレアルが幸先よく先制する。
27分にもパコ・アルカセルのスルーパスに抜け出したM・ゴメスの折り返しをジェラール・モレノが流し込むも、これはオフサイドの判定でノーゴールとなった。
追加点も時間の問題かと思われていたビジャレアルだったが、36分に思いがけない形で失点を喫する。デイヴェウソンのロングパスを、飛び出してクリアしようとしたGKアセンホだったがタイミングが合わず、バウンドしたボールは頭上を越えてしまう。抜け出したエドガル・メンデスが無人のゴールに流し込み、アラベスが幸運な形で同点に追いつく。
試合を支配しながらも、非常に勿体ない形で追いつかれてしまったビジャレアル。非常に嫌な流れとなったが、前半終了間際にエリア内でガスパールが倒され、VARの結果、PKを獲得。これをG・モレノがゴール左へと沈めてビジャレアルが再び勝ち越し試合を折り返した。
ビジャレアルが1点をリードして迎えた後半、開始早々に右クロスをファーサイドのエストゥピニャンがボレーで捉えるとGKがはじき、こぼれ球をP・アルカセルが詰めるもゴールの中でカバーに入っていたルジューヌがクリアする。
60分にはトリゲロスの浮き球パスに抜け出したM・ゴメスが完璧なボールコントロールからネットを揺らすが、わずかにオフサイドの判定でノーゴール。突き放すことができない。
67分、M・ゴメスの浮き球パスに抜け出したG・モレノがエリア内右からボレーシュート。これは左のポストを叩くが、こぼれ球をP・アルカセルが押し込みビジャレアルがリードを2点差に広げる。
75分、トリゲロスに代わって久保が投入される。さらにビジャレアルは84分までにフネス・モリ、エリー、バッカ、チェクウェゼ、ジャウメ・コスタを投入。攻撃陣がほぼ総入れ替えのような形になり、左サイドに入った久保は攻撃面での見せ場はなかったものの、チームがリードしていることもあり守備で奔走する場面が目立った。
88分にはビジャレアルのコーチングスタッフにレッドカードが出されるなどヒートアップした場面もあったが、最後までアラベスに決定機を作らせなかったビジャレアルがホームで勝ち点3を手にした。
■試合結果
ビジャレアル 3-1 アラベス
■得点者
ビジャレアル:P・アルカセル(13分、67分)、G・モレノ(45分PK)
アラベス:E・メンデス(36分)
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