現地時間9日、イタリア・セリエAは第15節が行われ、鎌田大地の所属するラツィオは敵地マルカントニオ・ベンテゴディでエラス・ヴェローナと対戦した。
ミッドウィークに行われたジェノアとのコッパ・イタリアで先発したものの、印象的な活躍を残せなかった鎌田はベンチからのスタート。中盤はルイス・アルベルト、グエンドゥシ、ロベラの3枚で構成された。
立ち上がりからヴェローナが積極的な入りを見せ、ラツィオはなかなか前線にボールを運ぶことができない時間が続く。
しかし迎えた22分、ラッツァーリとのパス交換で右サイドを突破したフェリペ・アンデルソンがゴール前に折り返すと、ニアサイドに走り込んだザッカーニがヒールで流し込みラツィオが先制。古巣相手のゴールということで、ザッカーニはゴールセレブレーションを控えた。
29分にマルシッチがヒサイとの負傷交代を強いられるアクシデントがあったラツィオだが、主導権を握ったまま1点リードで後半へ。
後半もラツィオのペースで試合が進み、68分にはロングパスに抜け出したインモービレがエリア内左からボレーで合わせるも、これは上手くミートできずGKの正面。決定機を逸し、思わず天を仰いで悔しがった。
守勢の続いていたヴェローナは70分、左サイドを抜けたヌゴンジュのクロスが直接ゴールへと向かい、GKプロベデルがはじいたボールをエリア内右のススロフがボレーで捉える。これをゴール前のアンリが膝でコースを変えて押し込み、ヴェローナが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたラツィオはインモービレとザッカーニを下げてペドロとカステジャーノスを投入。すると74分、ルイス・アルベルトの右CKをカサーレが頭で合わせてラツィオが勝ち越しに成功したかに思われたが、これはVARの結果、カサーレのファールを取られてゴール取り消しとなった。
ノーゴールに沸いたヴェローナだが、直後のプレーでカステジャーノスの突破をファールでとめたドゥダが2枚目のイエローカードを受けて退場。ヴェローナは10人での戦いを余儀なくされる。
数的優位を得たラツィオはベシーノとペッレグリーニを投入。交代枠を使い切ったことで鎌田の出場はなくなったが、ラツィオが猛攻を仕掛ける。しかしアディショナルタイムの5分間も含めてゴールは生まれず、10人のヴェローナが逃げ切りに成功。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
ヴェローナ 1-1 ラツィオ
■試合結果
ヴェローナ:アンリ(70分)
ラツィオ:ザッカーニ(22分)




