ビジャレアルMFアレックス・バエナに対して暴行を振るったとされるレアル・マドリーMFフェデ・バルベルデは、今後4試合の出場停止処分を科されるのかもしれない。
8日のラ・リーガ第28節レアル・マドリー対ビジャレアル(2-3)終了後、バルベルデは地下駐車場でバエナのことを待ち受け、顔面を殴打するなど暴行を加えたとされている。
スペイン『マルカ』が紹介したバルベルデ関係者の主張によれば、同選手はコパ・デル・レイのベスト16、ビジャレアル対レアル・マドリー(2-3)でバエナに倒された際に「さあ泣けよ。お前の息子は産まれてこないぞ」と、流産の可能性があった自身に子供に関する罵倒を受けたという。そして今回のラ・リーガの一戦でも似たような言葉を口にされて暴行に及んだとのことだ。これに対してバエナは、そのような発言をしたことを真っ向から否定している。
バエナは9日に警察当局に対して被害届を提出したとのことだが、バルベルデはスポーツ面においても責任を問われる可能性があるという。
『マルカ』はその前例として、昨季のラ・リーガ2部スポルティング・ヒホン対バジャドリーで試合後に起こった出来事を挙げる。
最終的に1部昇格を果たしたバジャドリーはその目標達成のために重要な勝利を手にしたものの、試合終了後にヒホンサポーターから罵倒を浴びせられることに。するとFWセルヒオ・レオンが、一人のサポーターに向けて水が入ったペットボトルを投げつけた。その動機は、亡くなったばかりの父親を罵るような言葉を耳にしたためとされる。
S・レオンの行動はラ・リーガが設置されたカメラに録画されており、それから6カ月後、スペインフットボール連盟(RFEF)の競技委員会は同選手に4試合の出場停止処分を科している。バルベルデも、同様の処分を受けることになるのかもしれない。


