今季公式戦で12得点記録。レアル・マドリーMFフェデ・バルベルデが、得点能力を開花させた理由を説明している。
2019-20シーズンは2得点、2020-21シーズンは3得点、昨季は1得点のみ……これまでは得点能力に乏しかったバルベルデだが、今季は昨季と比べて12倍の得点数を記録。威力・精度ともに抜群のミドルシュート、大きなストライドでペナルティーエリア内に侵入してからのフィニッシュで、どんどん得点を重ねている。
12得点目を決めた18日のラ・リーガ第22節、敵地エル・サダールでのオサスナ戦(2-0)後、バルベルデはスペイン『DAZN』とのインタビューで得点意識が改善された理由を説明した。やはり「もしバルベルデが10点以上決めなければ、監督ライセンスを破り捨てる」と語っていた、カルロ・アンチェロッティ監督の影響が大きかったようだ。
「アンチェロッティには感謝している。(10点以上決めるかどうかは)僕と彼の賭けだったけど、そのおかげでプレーの判断が変わったんだ」
「僕は最後の局面で、ずっとパスを選択してきた。自信やゴールを決める決意がなかったからだ。でも今は、最初に枠を見るようにしている。80%はゴールになるって分かっているから。今は点を求めているんだよ」
オサスナ戦、最初にウィングとしてプレーしたバルベルデだが、途中でインサイドハーフに変わって飛び出しからゴールをかっさらった。
「サイドでプレーしていれば、いつも至近距離でマークされる。1対1も仕掛けるけど、それが僕の強みとは言い切れない」
「その一方で中盤では2列目から飛び出すことができるし、相手MFが100%付いてくるわけじゃない。今日のゴールのようにスペースを生かし切ればいいんだ。それが監督にいつも求められていることなんだよ」
「今は20ゴール決めろと言われているけど、数字について言い過ぎだよ(笑)。自分のベストを尽くしていきたいね」


