2020-10-19-kubo(C)Getty Images

久保建英、絶妙ヒールで勝ち越し弾を導き…その後に退場!ビジャレアル、バレンシアとのダービーに勝利

18日のラ・リーガ第6節、エル・マドリガルでのビジャレアル対バレンシアは2-1でビジャレアルが勝利した。6試合連続でベンチスタートとなったビジャレアルMF久保建英は64分から出場し、チームの勝ち越し弾を演出。そして、後半アディショナルタイムに2回の警告によって退場している。

スペイン第三の都市を代表するクラブとして長らく君臨しながらも、オーナーのピーター・リム氏がクラブを解体に導く所業を繰り返して危機的状況に陥るバレンシアと、人口5万人の片田舎のクラブながらも躍進を遂げ、エメリ監督とともにさらなる偉業を果たそうと意気込むビジャレアルのダービー。エースのジェラール・モレノを負傷欠くエメリ監督は4-3-3システムを採用し、前線には1トップにパコ・アルカセル、右ウィングにチュクウェゼ、左ウィングにモイ・ゴメスを配している。

後方からボールをつないでゴールを目指すビジャレアルは、6分という早い時間帯に先制点を獲得。ペナルティーエリア内でペドラサがパウリスタに倒されてPKを奪取し、キッカーのP・アルカセルがGKドメネクの逆を突くシュートでネットを揺らした。だが縦に速い攻撃を仕掛けるバレンシアも、前半の内に同点に追いつく。37分、バレンシアが同点に追いつく。ショートコーナーから内に切れ込んだゲデスが右足を強振。凄まじい勢いのボールがイボラの股を抜いて伸びていき、そのまま枠内に突き刺さっている。

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後半もビジャレアルがポゼッション、バレンシアが速攻をベースに点を狙う展開は変わらず。エメリ監督は64分に交代カードを切り、マヌ・トリゲロス、チュクウェゼとの交代でコクラン、そして久保を投入。久保は過去5試合で74分からの出場が最も早く、アディショナルタイム含めて30分近くピッチに立つことが許された格好だ。

そして69分、久保を起点にしてビジャレアルの勝ち越しゴールが生まれた。左サイドからのパスをペナルティーエリア内手前左で受けた久保は、ボールが足元に入り過ぎたために左足、その次に右足のかかとを巧みに使ってそれをすぐ後方に送り、そこに走り込んだパレホが強烈なミドルシュートを古巣にお見舞いしている(ゴール後に謝罪)。

その後はバレンシアの反撃を仕掛けたことでビジャレアル及び久保は守備に奔走する時間が長くなる。その中で久保はボールを保持した際には、果敢なドリブルや走り込みでチームの攻撃に貢献しようとしていた。だが93分、その久保がソレールにスライディングを仕掛けて、2枚目のイエローカードを提示されて退場に……。日本人MFが去って1人少なくなったビジャレアルは、1点リードを守り切る形で終了のホイッスルを迎えている。

ここまでの成績を3勝2分け1敗としたビジャレアルは、勝ち点を11として暫定で首位に立った。

■試合結果
ビジャレアル 2-1 バレンシア

■得点者
ビジャレアル:パコ・アルカセル(6分)、パレホ(69分)
バレンシア:ゲデス(37分)

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