バレンシアの『ツイッター』公式アカウントがつぶやいた内容が話題となっている。
8日にラ・リーガ第20節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦に臨み、1-4の敗戦を喫したバレンシア。マドリーの先制点は、DFオマル・アルデレテがMFカセミロを倒して指示されたPKから生まれたが、微妙な判定としてバレンシア側が猛抗議をしている。
バレンシアの『ツイッター』公式アカウントもその流れに乗じていた。その疑惑の判定の後、同アカウントはこのようにつぶやいたのだった。
「マドリーでの強盗は繰り返され始めている」
このツイートには『ネットフリックス』の大人気ドラマ“ペーパーハウス”公式アカウントへのメンションがあり、またレアル・マドリー対バレンシアのハッシュタグがついている。『ペーパーハウス』はスペイン首都を舞台に、ある強盗団がスペインの造幣局に立てこもってユーロ紙幣を印刷して逃亡を企てたり、スペイン国立銀行から国が破綻するレベルの金塊を盗み出すことを試みたりするドラマ。極上のサスペンスであるだけでなく、スペイン経済に精通した皮肉を多分に含み、同国はもちろんのこと世界中で大ヒットとなった。
バレンシアは『ペーパーハウス』の話題にカムフラージュしながら、レアル・マドリーか審判にゴール、もっと言えば試合の勝敗を“盗まれた”と言いたかったようだ。そして、やはりと言うべきか、このバレンシアのツイートにはバルセロナDFジェラール・ピケも反応。口を人差し指で押さえる顔文字とともに、バレンシアにこうアドバイスしている。
「そんな声高に言うんじゃないよ。お前たち、罰せられるぞ」




