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降格圏と勝ち点1差のバレンシア、ガットゥーゾとの契約を解消…ピーター・リム氏がオーナーとなって以降9年間で10人目の監督退任

バレンシアは30日、イタリア人指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(45)との契約を解消したことを発表した。

バレンシアは公式HPで次のような声明を伝えている。

「バレンシアCFは1月30日の月曜日、クラブとトップチームの監督、ジェンナーロ・ガットゥーゾが双方合意の上で契約解消を決定したことを発表します」

「クラブは監督の献身と仕事ぶりに感謝をするとともに、未来の幸運を願います」

「チームは1月31日の火曜日、“ボロ”・ゴンサレス(暫定監督)の指導の下で練習を再開します」

ガットゥーゾ監督は昨夏、解任されたホセ・ボルダラス氏の後任としてバレンシア指揮官に就任。ラ・リーガここ10試合の成績は1勝4分け5敗と低調で、同監督はバレンシア首脳陣に対して冬の移籍市場での補強を求めていることを公言していたが、首脳陣は動かないままだった。

そして30日、『マルカ』曰くガットゥーゾ監督はレイホーン・チャン会長らと話し合いの場を持ち、その場で財政的に補強が難しい旨を再度伝えられたという。降格圏と勝ち点1差という状況ながら補強要請にクラブが応じないことで、ガットゥーゾ監督はチームを率い続ける意欲を失い契約を解消するに至ったようだ。ちなみに同指揮官は中盤とウィングの選手の必要性を公で訴え、MFニコ・ゴンサレスが左足第五中足骨で3カ月の離脱になると「獲得のプライオリティーはボランチにある」と明言していた。

バレンシアはシンガポールの実業家ピーター・リム氏が2014年にオーナーとなって以降、ここ9年間で10人の監督が退任。“ボロ”・ゴンサレス氏が暫定でチームを率いている時期含めて合計で15回の監督交代が行われており、一向に安定を見ない。大多数のバレンシアサポーターは、リム氏がクラブが出ていくことを要求し続けている。

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