インテルに敗れた浦和レッズだが、有力メディア『The Athletic』のマーク・ケアリー記者はこの試合で披露した守備を高く評価している。
21日に行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)2025のグループリーグ第2節で、インテルと対戦した浦和レッズ。今季のチャンピオンズリーグ準優勝チームを相手に、11分に渡邊凌磨が先制点をマークする。その後は自陣に押し込まれながらも耐え続けていたが、78分にCKからラウタロ・マルティネスのオーバーヘッド弾で同点に。そして後半アディショナルタイム、カルボーニの劇的決勝弾を許し、1-2で敗れた。
これでグループリーグ連敗となり、敗退が決定した浦和レッズ。それでも『The Athletic』のマーク・ケアリー記者は、「浦和レッズの守備は高く評価されるべきだ」として以下のように指摘している。
「浦和レッズはあらゆる困難を乗り越え、もう少しで勝ち点1を奪えるところだった。彼らの決意と粘り強さ、そして献身的な守備は、称賛に値するだろう」
「渡邊の先制点の後、前半の早い時間から6バックへと移行を開始。スペースを塞ぎ、自陣ボックス前に陣取る姿勢を強め、わずかなスペースを見つけて時折カウンターを仕掛けていた。献身的な彼らは、後半のチャンスを逃したカウンターの場面でも、誰1人として悔しさに浸ることがなかった。むしろ全員が守備位置へと全力疾走し、インテルを何度も何度も苦しめる覚悟を見せている」
また、今季のインテルが国際大会で追いかける展開になったことが全体の1%程度しかなかったことを指摘しつつ、「浦和レッズはインテルに対し、今季に獲得したどの勝ち点よりも多くの苦労を強いたのだ。その点において、彼らの守備は絶賛に値する」と締めくくっている。




