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町田浩樹フル出場のユニオン、リヴァプール撃破も2位通過ならず…先発の遠藤航は前半で退く

現地時間14日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)はグループステージ最終節が行われ、グループEでは町田浩樹の所属するユニオン・サン=ジロワーズがホームのスタッド・ジョゼフ・マリアンに遠藤航の所属するリヴァプールを迎えた。

最終節を待たずして首位通過を決めているリヴァプールは、完全なターンオーバーを採用。非常に若いメンバー構成の中で遠藤も先発し、ルイス・ディアスやショボスライ、ヌニェスはベンチからのスタート、サラーやファン・ダイクは遠征に帯同させなかった。

一方、複数得点で勝利すれば他会場の結果次第で2位通過の可能性があるユニオンでは、町田が先発して日本人対決が実現。そして立ち上がりからユニオンが非常に高いモチベーションで積極的な入りを見せ、リヴァプール陣内へと攻め込んでいく。

22分、スルーパスに抜け出したニルソンがGKケレハーと1対1を迎えるが、コースを切られてシュートはブロック。27分には遠藤がプエルタスにボールを奪われてショートカウンターを受けるが、これはオフサイドに助けられた。

迎えた32分、中盤でボールを奪い、ニルソンのパスに抜け出したアムーラがGKケレハーをかわしてネットを揺らす。リヴァプールはオフサイドをアピールしたがVARでゴールが認められ、ユニオンが先制に成功する。

先制を許したリヴァプールは39分、カーティス・ジョーンズの右CKがゴール前のクアンサの足元に収まり、迷わず右足を振り抜くと強烈なシュートがゴール右へと決まってリヴァプールが同点に追いつく。リヴァプールはこれがこの試合最初のシュートだった。

追いつかれたユニオンは43分、カウンターから左サイドでボールを受けたアムーラがダイレクトで中央に入れると、ファーストタッチでペナルティーエリア内左に侵入したプエルタスが右足でゴール左へと突き刺し、ユニオンが再びリードを奪った。

後半、1点を追うリヴァプールは遠藤とコナテを下げてフラーフェンベルフとコナテを投入。巻き返したいリヴァプールだが、前半同様にユニオンの鋭いカウンターに手を焼く。

迎えた62分、右サイドからのスローインから上手くつなぎ、中央で受けたプエルタスがゴール右へと流し込んでユニオンが3-1とリードを広げたかに思われたが、VARの結果、つなぐ部分でハンドがあったとしてゴールは取り消された。

追いつきたいリヴァプールは直後にヌニェスとスカンロンを投入。さらに75分にはマコーネルを投入すると、79分にはフラーフェンベルフがペナルティーエリア手前から強烈なシュートを放つが、ここはGKモリスが体勢を崩しながらもはじき返した。

ユニオンも突破を信じて最後まで追加点を狙いに行ったが、スコアはそれ以上動かず。ユニオンがホームでリヴァプールを撃破したものの、3ポイント差の2位トゥールーズも勝利したためグループ3位のままとなり、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのプレーオフに回ることとなった。

■試合結果

ユニオン 2-1 リヴァプール

■得点者

ユニオン:アムーラ(32分)、プエルタス(43分)

リヴァプール:クアンサ(39分)

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