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ビジャレアルvsバルセロナ、ミランvsコモの“例外的な”国外開催をUEFAが承認「国内リーグの国外開催に対して明確に反対するが…」

欧州サッカー連盟(UEFA)は、ビジャレアルvsバルセロナ、ミランvsコモの国外開催を承認した。

スペインやイタリアのスーパーカップなど国外開催試合が行われる昨今、国内リーグ戦の国外開催が議論されてきた。昨年にはバルセロナvsアトレティコ・マドリーのアメリカ開催のアイディアが浮上するも最終的には実現せず。

それでもこの度、“例外的”に12月21日に予定されるラ・リーガのビジャレアルvsバルセロナ、来年2月8日に予定されるミランvsコモの2試合がそれぞれ、アメリカのマイアミ、オーストラリアのパースで開催されることをUEFAが承認した。

UEFAは6日に声明の中で「UEFAは本日、国内リーグの試合が国外で行われることに対する明確な反対の立場を改めて表明する」と前置きするも、例外的な決断に至ったことを伝えた。

「スペインとイタリアの国内サッカー協会から受け取った申請を受け、先月ティラナで開催された執行委員会の会議の後、UEFAは問題の影響の程度を評価するために関係者とのさらなる協議を実施した。国内リーグの国外開催に対してファンや他リーグ、クラブ、選手、欧州機関による広範囲な支持を得られていないことが確認された。しかし、現在見直し中のFIFA(国際サッカー連盟)の枠組みが明白かつ詳細ではないため、UEFA執行委員会は例外的な措置として、UEFAに提出された2件の申請を承認することを渋々決断した」

ただし、この決定はファングループからの反感を買っており、フットボール・サポーターズ・ヨーロッパ(FSE)は「これらの損害を与える提案に反対する中で、FSEはスペインとイタリアのファンとともに強硬な姿勢を取り続ける」などと声明を出している。

なお、ビジャレアルvsバルセロナとミランvsコモの国外開催の正式決定はFIFAの判断にゆだねられている。

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