マインツ地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』が、佐野海舟や加入後初ゴールを記録した川﨑颯太のプレーを評価した。
ウルス・フィッシャーを新監督に迎えたマインツは11日、UEFAカンファレンスリーグ第5節でポーランドのレフ・ポズナン戦と対戦。佐野は先発出場したこのアウェーマッチだが、川﨑は負傷したシルヴァン・ヴィドマーの代わりに26分から右ウイングバックの位置で途中出場した。
すると28分、その川﨑はゴール左からのクロスにファーサイドから飛び込むと、ボールを身体に当ててゴールへと流し込み、マインツに先制点をもたらした。しかし41分、川﨑が献上したPKで同点に追いつかれることに。また、51分にはイエローカードを受けた同選手は、86分には途中交代を言い渡された。
そんな川﨑のパフォーマンスを『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は、「3.5」と及第点の評価。次のように寸評した。
「投入されて間もなく、日本人選手はしっかりと狙いを定め、マインツにリードをもたらすゴールを決めた。キャプテンのヴィドマーよりも明らかに安定しており、プレーにも伸び伸びとした印象があった。PKにつながった場面については減点対象だが、あのシーンは厳しすぎる判定だったとも言える。試合終盤には、2枚目の警告の危険があったため交代を余儀なくされた」
一方のフル出場した佐野は単独最高評価のGKダニエル・バッツ(「1.5」)に次ぐ「2」に。「日本人選手は“掃除機”のように最終ラインの前でボールを奪い、いつも通り多くの攻撃を未然に防いだ。(最下位に沈むブンデスリーガでの)危機的状況が続く中でも、佐野のプレーは見ていて楽しい」と記されている。
なお、マインツは3勝1分け1敗の成績で8位に後退。18日に行われる最終節では5位サムスンスポルをホームに迎える。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)




