Ceferin UEFAGetty Images

「赤ずきんに出てくるオオカミ」UEFA会長が欧州スーパーリーグ構想を改めて非難

欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、欧州スーパーリーグ構想を改めて非難した。

2021年に欧州12のビッグクラブが参加することで合意に達した欧州スーパーリーグ。しかし、UEFAや各国のサッカー連盟、さらにファンの大反発に遭って、レアル・マドリーとバルセロナ、ユヴェントスを除くクラブが撤退。この構想は頓挫している。

それでも、依然として3クラブがプロモーター『A22 Sports Management』とともに欧州スーパーリーグの立ち上げを目指している状況だが、昨年12月、欧州司法裁判所がこの構想阻止を狙うUEFAと国際サッカー連盟(FIFA)を支持する判断を下していた(最終的な司法判断は来春に下される予定)。

以前から欧州スーパーリーグ構想に反発してきたチェフェリン会長だが、リスボンで行われた会議の中で「このプロジェクトを推し進める人間は今、フットボールを守りたいと主張している」と話し、童話『赤ずきん』を例に出して持論を展開した。

「数カ月の間に、スーパーリーグは『赤ずきん』に出てくるキャラクターに変わった。おばあさんに変装したオオカミが食べつくそうとしている。しかし、誰もそれほど愚かではない。なぜならここには、連帯よりも我欲、慈悲よりも強欲、利他よりも利己、実力主義や民主主義よりもカルテル、スポーツのメリットよりも株価、トロフィーよりも利益という2つの真逆の世界観がある」

またチェフェリン会長は、近年の移籍市場で数々のビッグネームを獲得し、他のリーグから批判的な声の上がるプレミアリーグにも言及。取り組みを称えた。

「プレミアリーグの成功は偶然に成し遂げられたことではない。視点や戦略、そして多くのハードワークに基づいた大胆な取り組みによって、リーダーやクラブがスポーツ面のメリットに即した素晴らしいモデルを構築した。世界でも最高の平等主義のシステムの1つだ。壊されるモデルではなく、追従されるべきモデルだ」

広告
0