28日に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選・タイ代表戦に向け、トレーニングを行っている日本代表。試合前日となる27日の練習後、FW久保裕也(ヘント/ベルギー)が記者団の取材に応じた。
23日に行われたアラブ首長国連邦(UAE)代表戦では先制点を決めた久保だが、「前回、右サイドで出て、あまりいい形で終われなかったので、それに比べれば、少しはやれるなという実感は湧きました。でも、もっともっとやれると思います」と、あくまでも冷静だ。手ごたえを聞かれても「役割は変わらないと思いますし、攻撃の部分でチャンスを作って点に絡むのが仕事だと思うので、しっかり貢献したい」と答えるのみ。
右サイドでの起用については「チームであまりやっていないので、ここでやってもっと幅を広げられるのかな」と、あくまでも前向き。FW本田圭佑からアドバイスがあったのかとの問いには「試合前に少しポジショニングなどについて言われた」と回答。チームメイトから何かを言われたかと聞かれると、DF長友佑都から「とにかく続けていくことが大事」と言われたと話し、自身も「1試合だけじゃ結果を残したとは言えない」と考えていると告げた。
久保が活躍できた背景には、所属クラブでの活躍がある。今年1月、スイスのヤングボーイズからベルギーのヘントに移籍。久保も「結果も付いてきている」とポジティブに捉えている。特に、さまざまなサッカーに触れられたことが、成長につながっていると感じているようだ。だが、課題も感じている。「まだまだコンディションは上がると思うし、監督からもフィジカルが足りないと言われています。そういう部分をもっともっと伸ばしていかないといけない」と久保。
タイ戦については、「(引いた相手に対しては)サイドが起点になるので、そこで枚数かけて崩せたらチャンスが作れると思います。いろいろなイメージがありますけど、状況によって変わると思います。とにかく、いろいろなことを試しながらやれたらいいと思います」と語った。
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