トルコ代表のステファン・クンツ監督は、2-4で敗れた日本代表戦を振り返った。トルコ『TRT Spor』が伝えている。
12日に行われた国際親善試合で、トルコは日本と対戦。36分までに伊藤敦樹のミドルと中村敬斗の2ゴールで3失点を喫したトルコは、44分にオザン・カバクのゴールで1点を返すことに成功すると、61分にもベルトゥ・ユルデュルムがネットを揺らして1点差に詰め寄る。しかし、78分に伊東純也にPKを決められ、そのまま2-4で敗れている。
試合後、クンツ監督は「この試合で確認できたすべての問題は、(10月の)クロアチア戦に向けてさらに良い準備をする役に立つだろう。日本は素晴らしいプレーしていたし、スピード溢れる選手たちが多い。非常に規律ある試合をプレーした」と日本を称えた。またその一方で、トルコの選手たちに対して厳しい言葉を口にした。
「私の責任は選手たちであり、私は選手たちから一定のことを期待できる。選手たちは代表チームのユニフォームのために100%のレベルでプレーする必要がある。我々の唯一つの目標はトルコを強くすること。私はスタッフとともに本当に努力しているし、プライドを持っている」
「仮に選手たちにリスペクトを示すつもりがないのなら、それは私を一番苦しめるものだ。インタビューではなく、フィールドの中で答えを出してもらいたい」
なお、試合中にはトルコサポーターからクンツ監督の辞任を求める声も上がっていた。これを受け、同指揮官は自身の考えを口にした。
「悪い結果の責任があるのは私一人ではない。試合中にファンが辞任を求めていたことを理解するのに十分なトルコ語はわかる。誰も監督を守ったりはしないし、疑問の目を向けられるのは監督だ。しかし、これがこの結果の理由だとは思わない。この試合での我々のプレーにはとても満足している。ネガティブな面を修正し、クロアチア戦に向けて準備したい」
