FA(フットボール・アソシエーション)は、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督とトッテナムのアントニオ・コンテ監督を告発している。
プレミアリーグ第2節で対戦したチェルシーとトッテナム。劇的な展開で2-2で決着したこの試合だったが、タッチライン際の攻防が大きな話題に。トゥヘル監督とコンテ監督は、試合中にも小競り合いから警告を受けた。さらに試合終了後、握手を交わした直後に衝突に発展。両者にはレッドカードが提示されている。
そして試合翌日の15日、FAは声明で「トーマス・トゥヘルとアントニオ・コンテは、2022年8月14日に行われたプレミアリーグのチェルシー対トッテナムにおいて、FA規則E3の違反で起訴された」と発表した。
「両監督の振る舞いは、試合終了後に不適切なものであったとされている。両者は2022年8月18日までに、それぞれの回答を提示しなければならない」
FA規則E3は、試合の評判を著しく落とす個人に適用される規則。また、試合後のメディアに対するコメントで偏見を訴えることや、審判を攻撃する発言も対象となる。
なお、この一戦は審判の判定も議論の対象に。試合後、トゥヘル監督はインタビューで「(担当した主審)アンソニー・テイラーはチェルシーの試合を担当するべきではない?」と問われると、「一部のファンがそう思っているだけではない。ドレッシングルームの全員がそう思っていると断言できる」と回答している。チェルシー指揮官がこの発言でさらなる処分を受けるかは定かではないが、トッテナム指揮官とともになんらかの処分が課される可能性が高まっている。




