現地時間20日、プレミアリーグ第32節チェルシーvsブライトン&ホーヴ・アルビオンの一戦が行われ、スコアレスドローで決着した。
試合後の会見ではチェルシー指揮官トーマス・トゥヘル監督に対し、試合内容よりも欧州スーパーリーグ(SL)構想についての質問が集中する事態となった。
トゥヘルは「このアイデアは私にとっても幸せなものではなかった。誰にとってもね」と述べている。『BBC』、『Sky Sport』がその言葉を伝えた。
「このアイデアは私も把握していなかった。まるで寝耳に水のように知らされてね。我々はブライトン戦に向けて準備を進めていたが、この話については議題となっていなかったんだ」
また、欧州SL構想の12チームにチェルシーも入っていたため、クラブには批判が集中。その影響が少なからずあったとトゥヘルも認めている。
「ブライトン戦については最高の状態からは程遠いものだった。もちろん相手がうまくディフェンスしていたということもあるが、我々は疲弊していたし、気も散っていた」
「私もこのアイデアにより少なからず影響を受けた。選手たちもメンタル面でマイナス要素があったと思う。試合前はブライトン戦でどうするとかの話は出てこなかった。みんながスーパーリーグはどうなるんだ?という話ばかりでね。これではゲームに集中することなんてできないし、勝つための雰囲気も形成されるわけがない」
ホームでのブライトン戦をドローで終えたチェルシー。試合前には欧州SLを批判するファンやサポーターなどが道を封鎖し、チームのバスを止める事態となった。指揮官トゥヘルにとっても、新リーグ構想による様々な影響は、頭の痛い状況となっているようだ。
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