Fabrizio RomanoGoal Italia

移籍市場で大暴れ!専門記者「ファブリツィオ・ロマーノ」って何者?

欧州サッカーを語る上で絶対に欠かせない「移籍市場」。2022年夏も様々な噂や情報が飛び交う中で、多くのビッグネームの移籍が実現。各国大小含めて様々なクラブがチーム強化に向けて活動を続けている。

そしてその移籍市場において、各クラブや選手の交渉状況や契約内容など多くの情報を発信するジャーナリストの存在は日に日に大きくなっている。各記者は様々な情報網を個人・団体で構築し、巨額の資金が動く移籍マーケットに話題を振りまき続けている。

そんな移籍市場における記者の中で、現在最も勢いがあるのはファブリツィオ・ロマーノ氏だろう。イタリア『スカイ』やイギリス『ガーディアン』に寄稿しながら、自身でも複数のメディアを保有。現在ツイッターのフォロワー数は1000万人を越えており(2022年8月3日時点)、各メディアやファン・サポーターも彼から発信される情報に日夜目を光らせている。

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■ファブリツィオ・ロマーノとは何者か?

では、そのロマーノ氏とは何者で、どういった経緯で今の活動をしているのだろうか? イタリア在住ジャーナリストであり、ロマーノ氏とも仕事を共にした経験を持つ片野道郎氏は、こう語る。

「実は自分ですべての情報を集めているわけではなくて、イタリア『スカイスポーツ』のジャンルカ・ディ・マルツィオがやっている移籍情報チームの一員です。彼は自分で英語マーケットに1人で出ていって、ディ・マルツィオのグループの情報を生かして発信するという、戦略的なことをやっています。マーケットとしてはイタリア語よりも英語のほうが大きいので、今は本家ディ・マルツィオよりもロマーノのほうが有名ですね。“Here we go!”とかキャッチコピーを発見したというのもあって、移籍専門記者業界では一番の売れっ子です」

「もちろん彼個人でも情報を取ってディ・マルツィオのチームに還元もしているんですが、イタリア『スカイ』の移籍情報チーム全体が共有している情報を使ってやっているところが彼の強みですね。その中で世界に向けたフロントマンとして、彼が機能している状況だと思います」

「情報を発信する立場として、これだけ自分のブランドを確立して質の高い情報をフィードし続けているというのは、移籍専門記者としても一歩抜きん出ていることの証明だと思いますね」

■続きはポッドキャストで!

ロマーノ氏はどんな人間? さらにプレミアリーグが頂点に?現在の移籍市場における欧州各国リーグの「ヒエラルキー」とは?以下の音声をチェック。

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