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ケガ人続出トッテナム、後半AT痛恨の2失点でまさかの連敗…ウルブスに敗れ暫定首位浮上のチャンス逃す

プレミアリーグは11日に第12節が行われ、ウォルヴァーハンプトンとトッテナムが対戦した。

開幕から無敗を維持するなど絶好調だったトッテナムだが、前節は退場者を2人出してチェルシーに今季初敗北(1-4)。さらにマディソン&ファン・デ・フェンら主力に離脱者が相次ぐなど、好調ながらも厳しい状況に追い込まれている。嫌な流れを断ち切りたい中、敵地でのウォルヴァーハンプトン戦を迎えた。

ソン・フンミンとファン・ヒチャン、両チームの韓国代表アタッカーが先発した一戦は、いきなり動く。開始3分、トッテナムは左から逆サイドに展開すると、ボックス内へ侵入したクルゼフスキがヒールパス。ポロがダイレクトで折り返し、最後はジョンソンが合わせた。見事な連携で、アウェイチームが早速前に出る。

リードしたトッテナムだが、その後は前に出るウォルヴァーハンプトンの攻勢にやや苦しむことに。なかなかボールをつなげずチャンスは作れないが、それでも決定的なシュートまでは許さない。33分のレミナのシュート性のクロスもGKヴィカーリオが弾くと、リードを保ったまま前半を折り返す。

後半もウォルヴァーハンプトンは相手ボックス付近まで近づくが、フィニッシュフェーズでの精度を欠いてチャンスにはつながらない。53分には速攻からクーニャがシュートを放ったが、枠の上へ外れている。55分にもCKから最後はファン・ヒチャンにこぼれたものの、フリーの状況で枠へ飛ばせなかった。

その後もウォルヴァーハンプトンが攻勢を仕掛けるシーンが目立ち、トッテナムは受ける展開に。73分にはロングカウンターからジョンソンがシュートに持ち込んだものの、自陣で相手の攻撃を耐える時間が続く。75分にはジョンソンとビスマを下げ、ブライアン・ヒルとロ・チェルソを投入した。

トッテナムは終盤も押し込まれ、85分にはカライジッチにフリーでヘッドを許す。88分には速攻からロ・チェルソが決定機を迎えたが、シュートはGKに阻まれてダメ押しの追加点は奪えなかった。

すると後半アディショナルタイム、トッテナムは痛恨の失点。右サイドのクーニャからボックス内に飛び込んだサラビアにパスが通ると、スペイン代表MFにシュートを叩き込まれた。さらにラストプレーにドラマが待っていた。ボックス内に飛び込んだレミナにサラビアのパスが通ると、これを流し込まれ、後半アディショナルタイムに逆転を許すことに。トッテナムは、1-2で痛恨の敗戦を喫した。

この結果、トッテナムの勝ち点は26のまま。首位のマンチェスター・シティをかわすチャンスを逃している。

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