イギリス『スカイスポーツ』の解説を務めるジェレミー・レドナップ氏は、トッテナムを酷評している。
今季就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下、プレミアリーグ開幕10試合無敗で首位に立つなど見事な戦いを披露していたトッテナム。しかしケガ人続出に伴い調子を落とすと、優勝争いからは脱落。そして16日に行われた第29節フラム戦では、敵地で0-3と完敗を喫している。
これで28試合を終えて勝ち点53、4位アストン・ヴィラとは2ポイント差、6位マンチェスター・ユナイテッドとは6ポイント差の5位となったトッテナム。激しいチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの中で手痛い敗戦を喫したが、現役時代にトッテナムでのプレー経験を持つレドナップ氏は以下のように語った。
「今季のトッテナムを見るのは本当に楽しかったし、素晴らしかった。だが、そういうパフォーマンスは過去のものだと思っていて、もうポステコグルーの下では見られないかもしれない」
「(フラム戦では)序盤から調子を崩していた。エネルギーがなかったよ。見事なパフォーマンスを見せていた選手たちが……ウドジェは素晴らしかったのに、今日はダメだ。ビスマやマディソンはデュエルに一度も勝てなかった。驚いたよ。チームに“ラザニア・ゲート”、食中毒が蔓延したという監督の言い訳が聞きたいくらいだ」
そして「もし私だったが、ドレッシングルームで激怒している。選手たち1人ひとりに『それで十分だと思っているのか? だとしたらトップ4どころかトップ5にも入れない』と言っていただろう。調子を取り戻さないと。そうしないと、今季見てきた姿ではなく、2~3シーズン前と同じ姿に見えてしまう」と奮起を促している。



