トッテナム指揮官アンジェ・ポステコグルー監督が、サッカー界に審判の判定を尊重するように呼びかけた。
6日にプレミアリーグ第11節が行われ、チェルシーはトッテナムと対戦。試合は開始6分で先制に成功したものの、33分にクリスティアン・ロメロが一発退場に。このファールで与えたPKから失点すると、さらにデスティニー・ウドジェも退場。その後3失点を喫し、今季初黒星となった。
2人の退場者が出たことやVARによる4度のゴール取り消しなどにより、ファンやメディアから判定について議論が飛び交うこととなった同試合。さらに、最近ではアーセナルのミケル・アルテタ監督がニューカッスル戦でのジャッジに異議を唱えたことで、プレミアリーグのレフェリングレベルについて様々な意見が寄せられている。
しかし、ポステコグルー監督は『Sky Sports』のインタビューに応じた際に審判にもっと敬意を払う必要があると警告。自らも退席処分を受けていたものの「ある時点でレフェリーの判定を受け入れなければならない。その価値観で私は育ってきた」と切り出し、審判の重要性について見解を示している。
「このようにレフェリーの権威がどんどん失われていくことが、試合の行く末を決めるのだ。彼らには何の権限もなくなってきている。このままだと、我々は、数マイル離れたテレビ画面の中の誰かのコントロール下に置かれることになる」
「判定は判定だ。私は26年間、悪い決定もたくさん受けてきたし、自分に有利な決定もたくさん受けてきた。それが現実だ」


