イングランドの識者たちは、トッテナムの戦いを酷評している。
3月末にアントニオ・コンテ前監督が退任した後、アシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏が暫定指揮官として率いるトッテナム。しかし、プレミアリーグでは1勝1分け1敗と結果を残せず、迎えた第32節ニューカッスル戦では開始20分で5失点を喫するなど、1-6で歴史的な大敗を喫した。
そしてこの試合後、トッテナムには識者から辛辣な意見が相次いでいる。現役時代にリヴァプールで活躍し、現在解説業を務めるジェイミー・キャラガー氏は、自身のSNSで以下のように綴った。
「ニューカッスルは素晴らしいね。今シーズンはずっとそうだった。そして、トッテナムは恥さらしだ! 今季初めて4バックにしたが、守備ができない(ペドロ)ポロとウインガーの(イヴァン)ペリシッチがサイドバックだなんて。コンテのお仲間ではなく、今すぐ適切な監督を招聘しないと」
また『タイムズ』などに寄稿する著名記者ヘンリー・ウィンター氏も、以下のように指摘している。
「トッテナムの選手は恥ずかしいし、ステッリーニはここにいるべきではない。だが、倦怠感はずっと根深いところにある。コンテは注意深すぎるが、クラブの文化が弱点だということは正しかった。選手は甘やかされ、『重圧の中でプレーできない』。よりハングリーな選手、勝者を獲得する必要がある。それは(会長ダニエル)レヴィの責任だ。ファンはもっと報われるべきだろう」
なお、コンテ前監督は退任前の最後の会見で「自分勝手な選手がたくさんいる。チームというものが見えてこない」と発言。さらに「彼らはプレッシャーの中でプレーするのは嫌なんだ。そうすれば楽だからね。トッテナムは20年前からこうだ」と、クラブそのものを非難していた。




