現地時間26日、イングランド・プレミアリーグは第27節が行われ、マンチェスター・シティは敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムでトッテナムと対戦した。
リーグ戦とカラバオカップで対戦し、これが今季3度目の対戦となる両者。いずれもトッテナムに軍配が上がっており、特にシティのホームで行われたリーグ戦では4-0のスコアでトッテナムが完勝している。
同じ相手に3度も負けることは避けたいシティは12分、ペナルティーエリア左で受けたドクがエリア内に仕掛けてゴール前にパスを通すと、フリーとなっていたハーランドがダイレクトでゴール左へと流し込み、シティが幸先よく先制する。
0-2で敗れたリヴァプール戦のメンバーからデ・ブライネ、フォーデン、リコ・ルイスをベンチに置き、ハーランド、コヴァチッチ、マテウス・ヌネスを先発させたシティだが、早くも復帰のハーランドが結果を出した。
一方のトッテナムはソン・フンミン、クルゼフスキ、スペンスがベンチスタート。先制を許した後もシティの勢いに押され、次々にピンチを迎える。27分、左サイドからドクがゴール前に入れると、走り込んでいたサビオがフリーで合わせるが、バウンドに上手く合わせられずゴール上へと外してしまう。
シティは左のドクが好調で、カットインしてのシュートや左からのクロスでチャンスを演出。しかしGKヴィカーリオの好守もあり、1点差のまま試合を折り返した。
後半、トッテナムが反撃に出る。55分、ポロの右クロスはニアサイドのテルには合わなかったものの、ファーポストに走り込んだオドベールが合わせる。しかし、これは枠を捉えることができない。
明らかに前半とは違い流れが良くなったトッテナムは67分、テル、ベンタンクール、オドベール、ウドジェを下げてソン・フンミン、クルゼフスキ、スペンス、サールを投入する大胆な4枚替えを敢行。シティを押し込む勢いを加速させる。
押し込まれる展開の続くシティは74分、マーモウシュとニコ・ゴンサレスを下げてフォーデンとベルナルド・シルバを投入。ボールを保持する時間を増やし、試合を落ち着かせようと試みる。
トッテナムがマディソンに代えてヴェルナーを投入した直後の86分、右サイドを突破したブレナン・ジョンソンの折り返しを、ニアサイドのソン・フンミンが合わせる。しかし、これはGKエデルソンがセーブし同点ゴールを許さない。
前半と後半で全く展開の異なる試合となったが、押し込まれた時間帯にゴールを許さなかったシティがハーランドの1点を守り切り、敵地で完封勝ち。レアル・マドリー、リヴァプールに連敗を喫していたシティだが、苦手のトッテナムを下して連敗をストップさせた。
■試合結果
トッテナム 0-1 マンチェスター・C
■得点者
マンチェスター・C:ハーランド(12分)




