現地時間5日、イングランド・プレミアリーグは第22節が行われ、マンチェスター・シティは敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムでトッテナムと対戦した。
先月19日に第7節の延期分として対戦している両者。シティのホーム、エティハド・スタジアムで行われた一戦はトッテナムが前半に2点を先行するも、後半シティが怒涛の反撃を見せ、終わってみれば4-2でシティが逆転勝ちを収めている。
シティにとっては、首位アーセナルが前日に敗れているため勝ち点差を縮める絶好のチャンス。一方、1カ月も経たずにリベンジのチャンスが訪れたトッテナムは、立ち上がりからボールを回されて守勢に回りながらもチャンスを窺う。
迎えた15分、高い位置でホイビュアがボールを奪うと、エリア内右にラストパス。受けたケインがゴール左へと流し込み、トッテナムが先制に成功する。ケインはこのゴールでトッテナムでのゴール数を267に伸ばし、歴代最多記録を更新。さらにはちょうどプレミアリーグ200ゴール目という記念すべきゴールとなった。
エースの一撃で先制したトッテナムに対し、シティはボールを保持して攻め込むものの、なかなか決定機を作ることができない。前半終了間際にはグリーリッシュの左クロスのこぼれ球をエリア内右で拾ったマフレズがボレーで押し込むも、クロスバーを叩いた。
1点をリードして後半を迎えたトッテナムだが、前回対戦時は2点リードから逆転を許している。その時の感覚を呼び戻したいシティは59分、マフレズに代わってデ・ブライネを投入。デ・ブライネとハーランドのホットラインが期待されたが、トッテナムも粘り強い守備からのカウンターでシティゴールを脅かす。
逃げ切りたいトッテナムはペリシッチに代えてセセニョン、ソン・フンミンに代えてビスマを投入。シティもベルナルド・シウヴァに代えてギュンドアンを投入し勝負に出る。
すると87分、この日ハーランドへの執拗なマークでトッテナムの堅守を支えていたロメロが、グリーリッシュの突破をファールで止めてしまい2枚目のイエローカードで退場。残り少ない時間だが10人での戦いを余儀なくされる。
数的不利となったトッテナムはクルセフスキを下げてダビンソン・サンチェスを投入し、ケインの1トップで逃げ切りを図る。アディショナルタイムの5分間は数的優位のシティが猛攻をを仕掛けてトッテナムゴールに襲い掛かるが、守護神ロリスの好守もあり時間を使いながら逃げ切ったトッテナムがホームでリベンジを完遂した。
■試合結果
トッテナム 1-0 マンチェスター・C
■得点者
トッテナム:ケイン(15分)