プレミアリーグは7日に第8節が行われ、ルートン・タウンとトッテナムが対戦した。
今夏就任したポステコグルー監督の下、開幕5勝2分け無敗と好調を維持するトッテナム。勝てば暫定ながら首位浮上となる一戦では、ソン・フンミンやマディソン、ビスマらベストメンバーを起用している。一方未だ1勝で17位と苦しい戦いが続く昇格組ルートンは、エースFWモリスらが先発した。
開始2分にクルゼフスキのクロスからビッグチャンスを作ったトッテナムだが、リシャーリソンのシュートは枠の上へ。さらに4分にもリシャーリソンに決定機が訪れたが、GKカミンスキーのファインセーブに阻まれた。8分のポロのシュートも枠を外れ、序盤から相手を圧倒するがゴールが遠い時間が続く。
その後もトッテナムはルートンを圧倒してチャンスを量産するが、ゴールまでは至らない。すると39分、セットプレーの混戦から最後はロッキャーに押し込まれたが、直前にファールがあったとしてノーゴールの判定に。最大のピンチを逃れたが、前半アディショナルタイムにアクシデントが発生。ドリブルでボックス手前まで運んだビスマが倒れたが、逆にシミュレーションを取られてイエローカードを受けることに。すでに1度警告を受けていたビスマは、2枚目のイエローカードで退場処分となった。前半はスコアレスで折り返す。
後半を10人での戦いを強いられるトッテナムは、リシャーリソンを下げてホイビュアを投入。攻撃的な選手を下げ、ポステコグルー監督は中盤のバランスを整える。しかし47分に速攻から決定的なクロスを許したが、アデバヨがうまくミートできずに難を逃れた。
それでもトッテナムは52分、ついにゴールをこじ開ける。ショートCKからマディソンがボックス内で相手をかわしてラストパス。これをファン・デ・フェンが押し込み、待望の先制弾を奪った。
リードを得たトッテナムだが、57分と60分、61分に立て続けに決定機を許すなど押し込まれる時間が続く。それでもGKヴィカーリオの好守などでなんとかピンチを凌いでいく。一方流れを掴んだルートンは67分に一気に3枚替えを行い、ゴールを目指す。
終盤は押し込まれたトッテナムだが、最後まで1点を守り切ることに成功。1-0でルートンを下して無敗をキープ、勝ち点を20まで伸ばし、暫定ながらマンチェスター・シティ(勝ち点18)をかわして首位に浮上している。




