現地時間20日、イングランド・プレミアリーグは第14節が行われ、トッテナムはホームでレスター・シティと対戦した。
ミッドウィークに行われたリヴァプールとの天王山に敗れ、首位の座を奪われたトッテナム。しかし下を向く暇もなく、次なる相手はレスターと上位対決が続く。リヴァプール戦ではベンチスタートだったレギロンとエンドンベレが先発に復帰し、ヴァーディ擁するレスターを迎え撃った。
立ち上がりからボールを保持して攻勢に出たのはレスター。トッテナムはこの試合でも自陣に堅固な守備ブロックを築き、守勢に回りながらも決定機は与えず、カウンターを狙う。15分、高い位置でボールを奪い、ケインからのパスをエリア内左で受けたソン・フンミンが、シュートではなく中への折り返しを選択するも、ここは中央のエンドンベレに合わない。
34分にはケインが直接FKを狙うも、壁に当たってコースが変わり、GKシュマイケルが反応してはじき出す。40分には、ソン・フンミンの左CKをケインが頭で合わせるもわずかにゴール上へ。
トッテナムがレスターゴールへと迫っていたが、前半終了間際、オーリエがペナルティーエリアギリギリのところでフォファナを後ろから押してしまい、VARの結果、レスターにPKが与えられる。このPKをヴァーディがど真ん中に沈め、レスターが1点をリードして試合を折り返した。
1点ビハインドで後半を迎えたトッテナムは、エンドンベレに代えてベイルを後半のピッチに送り出した。しかし開始わずか3分、反撃に出ようとしたトッテナムの出鼻が挫かれる。自陣からのロングパスに抜け出したマディソンがエリア内右で完璧にボールをコントロールし、そのまま鋭いシュートでGKロリスを破る。しかし、これはVARの結果、わずかにオフサイドの判定でノーゴールとなった。
首の皮一枚で繋がったトッテナムは直後、ハムストリングを痛めたロ・チェルソに代えてルーカス・モウラを投入。しかし、次にネットを揺らしたのもレスターだった。
60分、カウンターから右サイドのオルブライトンが入れたアーリークロスを、ゴール前のヴァーディが頭で合わせる。これがアルデルヴァイレルトに当たってゴールへと吸い込まれ、レスターが追加点を挙げる。
2点のビハインドを背負うこととなったトッテナムは64分、オーリエに代えてウィンクスを投入し交代枠を使い切る。オーリエの代わりにシソコが右サイドバックに入った。71分にはベイルの右CKをニアサイドで逸らし、ファーポストのソン・フンミンが押し込む。しかし、至近距離からのシュートをGKシュマイケルが反応し、ピンチをしのいだ。
攻撃的な布陣でレスターゴールへと迫るトッテナムだが、レスターは自陣にブロックを形成し、本来はトッテナムがやりたいサッカーで効率よくカウンターからチャンスを作り出す。85分には、高い位置でボールを奪ってエリア内右からヴァーディがマイナスのパスを出し、ティーレマンスが決定機を迎える。しかし、渾身のシュートはゴール上へと打ち上げてしまう。
レスターは88分、足を痛めたヴァーディがイヘアナチョと交代。サイドでボールを保持して時間を使い、逃げ切りを図る。一矢報いたいトッテナムだが、最後までGKシュマイケルの牙城を崩すことができず。レスターが敵地でトッテナムに勝利し、トッテナムは連敗を喫することとなった。
■試合結果
トッテナム 0-2 レスター・シティ
■得点者
トッテナム:なし
レスター:ヴァーディ(45+4分PK)、OG(59分)
▶2020-21 プレミアリーグ DAZN完全独占!1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】




