トッテナムは、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャの獲得を発表した。
ユース時代から過ごしたスポルティングCPでデビューしたパリーニャは、2022年にフラムに加入。すると、1年目から好パフォーマンスを見せてプレミアリーグのトップハーフフィニッシュに貢献し、これが評価されて翌年夏にバイエルン・ミュンヘン移籍が決定的に。
しかし、現地入りし、バイエルンでのユニフォーム撮影まで終わったとされていたが、突如として取引は破談となり、パリーニャはフラムに残留。それでも、翌年に悲願のバイエルン移籍が実現した同選手だが、昨シーズンはヴァンサン・コンパニ監督の下で主力に定着できず、わずか25試合の出場にとどまっていた。
これを受け、パリーニャが今夏の移籍市場で放出される可能性が浮上し、プレミアリーグ勢からの関心が届く。中でも、昨シーズンのヨーロッパリーグを制したものの、リーグ戦で降格圏からわずかに順位が1つ上の17位で終わったトッテナムが獲得に動き、先日から移籍に近づくことがわかっていた。
そして3日、トッテナムは1年間の期限付き移籍でバイエルンからパリーニャを獲得したことを発表。この取引には来夏の買取オプションが付帯しており、イギリス『スカイスポーツ』によると、買取金額は2700万ポンド(約53億円)に上るようだ。
トッテナムとバイエルンは近年良好な関係を築いており、両クラブ間ではパリーニャの他にも、今夏に完全移籍に移行したマティス・テルやハリー・ケイン、エリック・ダイアーの取引が行われてきた。
なお、トッテナムにとってパリーニャは、高井幸大やモハメド・クドゥス、テルらに続く今夏6人目の補強となる。




