トッテナムのトーマス・フランク監督は、ノッティンガム・フォレスト戦の完敗の後でチームへの忍耐を求めた。
14日に行われたプレミアリーグ第16節で、フォレストと敵地で対戦したトッテナム。しかし序盤から相手に主導権を握られると、カラム・ハドソン=オドイの2ゴールなどで0-3と完敗を喫した。これでリーグ戦直近7試合でわずか1勝(2分け4敗)、11位に沈んでいる。
今季第16節消化時点で稼いだ勝ち点は「22」であり、これは2008-09シーズン以来のクラブワースト記録に。今夏就任したフランク監督にとって非常に厳しい戦いが続いている。試合後、指揮官は会見でチームへの忍耐を求めた。
「感情を抑えるためにあらゆる努力が必要だ。感情は私の中でハリケーンのように激しく渦巻いている。もちろん、3試合連続で良いパフォーマンスを見せていた後で、今日うまくできなかったことは非常に悔しい」
「冷静で慎重な姿勢を保つことが重要だ。そしてもちろん、適切なタイミングで率直かつ明確なメッセージを伝え、私の考えに疑問を抱かせないようにすることも必要になる。私は現状について非常に正直でいるからね」
「今日の試合も、正直に言えば最悪のパフォーマンスだった。だが、この状況を変えるには時間がかかることもわかっている。誰もこんな話を聞きたくないだろう。これが現実だ」
なおトッテナムは、2019年11月にマウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任して以降、ジョゼ・モウリーニョ監督、ヌーノ監督、アントニオ・コンテ監督、アンジェ・ポステコグルー監督と4人の指揮官を招聘しているが、いずれも2シーズン以上指揮を執る前にクラブを去っている。
こうした状況から記者に「時間を与えてもらえると思うか?」と問われたフランク監督は、「そうでない理由はない。時間を与えられなければ、この状況を覆せないのは明らかだ。即効薬はないんだよ」と語った。
苦しい状況が続くトッテナム。20日の次節では、ホームでリヴァプールと対戦する。


