賭博事件に揺れるイタリア代表のサンドロ・トナーリとニコロ・ザニオーロについて、イタリア『スカイ』が現在の捜査状況を伝えている。
イタリアサッカー界に衝撃を与えている賭博事件。11日にユヴェントスMFニコロ・ファジョーリが捜査を受けていることが報じられると、その直後にはトナーリとザニオーロも賭博違反の疑いによる捜査を受けるため、イタリア代表を離脱することになっていた。
『スカイ』によると、トナーリとザニオーロはファジョーリに関する調査中に名前が浮上し、携帯電話をスキャンした結果、スポーツ賭博に関与した疑いで告発された模様。2人は確かにポーカーとブラックジャックを行っていたが、利用したオンライン・サービスが違法だとは知らなかったという。
しかしジャーナリストのファブリツィオ・コロナ氏は、ザニオーロがローマ時代に自身がメンバー入りしたコッパ・イタリアの試合にベットしていたと指摘。スポーツ面での賭博行為が確認された場合、3年以上の出場禁止と25000ユーロ(約400万円)以上の罰金処分が下される可能性もあり、捜査の行方は大きな注目を集めていた。
そんな中で『スカイ』は、現在まで2人に関してスポーツ賭博に関与した証拠は見つかっていないと報道。今後もチャットの分析は続けられ、数日以内に検察による検証が行われる可能性があるようだが、同メディアは証拠は見つからないと予想している。
現時点では、違法なオンライン・サービスでポーカーとブラックジャックを行っていたことのみが明らかになっているトナーリとザニオーロ。今後の捜査の行方にも注目が集まっている。
