ミランは8日、ブレシアからレンタル加入していたMFサンドロ・トナーリを完全移籍で獲得したことを、クラブ公式サイトを通じて発表した。
ミランOBのアンドレア・ピルロ氏と同じブレシア出身で、似通った風貌から“新ピルロ”として注目を集めてきたトナーリ。ブレシアでの活躍を経て、昨夏、幼少期からファンだったミランへのレンタル移籍を実現させると、2020-21シーズンは公式戦37試合に出場した。
ミランは今夏、トナーリの完全移籍での獲得を目指し、ここ数週間にわたってブレシアとの交渉を続けてきたが、8日、正式に買い取りが実現したことを発表した。またトナーリとは、2026年6月末までの5年契約を結んだことを伝えている。
『スカイスポーツ』によれば、ミランは昨年、ブレシアからトナーリを1000万ユーロ(約13億円)でレンタル。そして今夏、690万ユーロ(約9億円)+ボーナス300万ユーロ(約3.9億円)の条件で選手を買い取ったとみられる。また取引には、2001年生まれのMFジャコモ・オルツェルのトレードも含まれる。当初の契約では、レンタル料に加えて買い取り金1500万ユーロ(約20億円)+ボーナス1000万ユーロと総額3500万ユーロ(約46億円)に及ぶ移籍金が設定されていたが、ブレシアのマッシモ・チェッリーノ会長が大幅な譲歩に応じた形となった。
■ミランでの成長を実感するトナーリ
トナーリは、クラブ公式メディアのインタビューに応じ、完全移籍の決定を喜びつつ、新シーズンへ向けて意気込みを語った。
「僕やミランだけでなく、すべてが良い結果へと向かうよう努力してくれたすべての人のことを思うとうれしい。ミランではこれまで37試合に出場しているが、これは他のチームで100試合に出場することに値すると思う。ピッチ内外で成長し、あらゆる点においてより成熟できた。また(ステファノ)ピオリが僕らと一緒にいられることに満足している。監督は僕らのことをよく知っているし、僕らにとってキャプテンのような存在だよ」
「ぼんやりしている時間もなければ、言い訳を探す時間もない。僕の準備はできている。チャンピオンズリーグのような大会で全力を尽くせるよう、もっと努力し、全員が同じ方向へ向かって進んでいかなければならない」
さらにトナーリは、デンマーク代表DFシモン・ケアーについて言及。「シモンは僕らにとって父親のような存在だ」と述べたほか、ディレクターのパオロ・マルディーニ氏については、「彼は伝説であり、その彼と毎日話すことができてうれしい」と明かした。
