ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は今シーズン、セリエAで全試合にフル出場し、リーグ内でトップに名を連ねる。『Goal』のイタリア編集部が7日、スポットライトを当てた。
ボローニャで2年目のシーズンを送る冨安。右サイドバックを主戦場とした昨シーズンとは一転、今シーズンは指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの意向によりセンターバックでプレーしたほか、チームの台所事情により左SBも経験した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による過密日程の今シーズン、負傷やコロナ感染による離脱が相次ぐと同時に、交代枠は「5」に増え、ターンオーバーを採用するチームも散見される。そんな条件下において、ボローニャ指揮官から絶大な信頼を受ける冨安はこれまで、セリエAの21試合すべてにフル出場。その出場時間は1890分に上る。これは、GKを除けば、ベネヴェントのポーランド代表DFカミル・グリクと並び、リーグ内トップとなっている。
『Goal』のイタリア編集部は、「1分たりとも欠場していないグリクとトミヤス。セリエAのアンタッチャブルな存在」とのタイトルで2人に注目。グリクを「ベネヴェントの守備陣のリーダーであり、ベテランCB」と紹介した一方、冨安については、「グリクよりも圧倒的に若いのがトミヤス。ボローニャでは右SBやCBだけでなく、左SBでもプレーしており、1998年生まれの選手は、まさに本物のジョーカーだ」などと万能ぶりを特筆した。
なお冨安とグリクは、これまでの累計警告数が両者ともに「4」。あと1枚の警告で出場停止が課されるだけに、出場時間数を巡る2人の競争は注目されるところだ。12日のセリエA第22節では、2人が所属するボローニャとベネヴェントがスタディオ・ダッラーラで激突。2人の直接対決も実現する。
▶セリエA観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】




