明治安田J1リーグ昇格プレーオフは7日に準決勝が行われ、徳島ヴォルティスとジュビロ磐田が対戦した。
今季のJ2リーグを4位で終えた徳島と、その徳島と1ポイント差で5位に終わった磐田。そんな両チームがJ1リーグへの昇格をかけたプレーオフの準決勝に挑んだ。順位を上で終えた徳島のホームで行われた一戦は、立ち上がりは徳島が攻勢。9分にはエウシーニョのミドルが枠のわずか左へと外れている。すると22分、磐田にアクシデント。江崎巧朗がケガでプレー続行不可能となり、森岡陸との交代を余儀なくされている。
しかし、先制したのは磐田だった。25分、GKのロングキックから最後は佐藤凌我がシュートを流し込んでいる。劣勢だったアウェイチームが大きなリードを奪う。前半唯一のシュートで先制した磐田がリードして折り返した。
後半も1点を追いかける徳島がボールを握って試合を進め、磐田がミドルゾーンに構えて守る展開に。徳島はパスを繋ぎながらゴールを目指すものの、なかなか決定機を作れない。一方の磐田も、シュートまで持ち込めない時間が続いた。
しかし82分、大きなゴールが生まれた。右サイドからのクロスにトニー・アンデルソンが頭で合わせて豪快にネットを揺らした。徳島が待望の同点弾を奪う。レギュレーション上、引き分けでも決勝へ進出する徳島は、このリードを守りきって1-1で終えることに成功した。
この結果、J1リーグ昇格プレーオフ決勝に進んだ徳島が5シーズンぶりのJ1復帰に王手をかけた。13日に予定されている決勝戦では、17年ぶりのJ1復帰を目指すジェフユナイテッド市原・千葉と激突する。
