Thomas Muller Bayern 04122025(C)Getty Images

MLS理事会で「No.1補強ターゲット」に指名?バイエルン退団のミュラーの獲得にリーグ全体が本腰か

バイエルン・ミュンヘンのトーマス・ミュラーは今夏、多くのクラブが関心を示しており、移籍先の選択肢は豊富になりそうだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』によると、MLSは元ドイツ代表を「ナンバーワンの補強ターゲット」に指名したという。

バイエルンは先日、25年同クラブで過ごしてきたミュラーの今季限りでの退団を発表。現在35歳のアタッカーは、現役続行についてはまだ表明していないが、アメリカではFCシンシナティ、サンディエゴFC、FCダラスなど複数クラブからの関心が報じられている。

一方で、MLS(メジャーリーグサッカー)のほかのクラブも、ミュラーの獲得に動く可能性があると見られている。『シュポルト・ビルト』によると、MLS全クラブの幹部が参加の理事会で、ミュラーを最優先の補強ターゲットに指名したという。共同体として運営される同リーグは、「ビッグネーム」の獲得はすべてのクラブにとって利益となる考えだ。

また、同メディアはMLSクラブの中で、ミュラーの移籍先として最有力とされているのはロサンゼルスFCだと報道。傍ら、レッドブル・グループのニューヨーク・レッドブルズはチームの年齢構成に配慮する必要がある上、今シーズンの予算枠はすでにほぼ使え切られているため、高額な年俸がネックとなり、獲得は現実的ではないとみられている。

なお、MLS以外でもミュラーには複数のクラブが関心を寄せている模様。『シュポルト・ビルト』によれば、プレミアリーグやトルコのスュペル・リグ、ブラジルのグレミオ、そしてイタリア・セリエAの2クラブがその候補に挙がっている。かつてマリオ・ゴメス氏やフランク・リベリ氏がバイエルン退団後に加入したフィオレンティーナの名が具体的に報じられている。

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