マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督は、「選手の信頼を失っている」との報道に言及した。
テン・ハーグ監督就任2年目を迎えた今季のマンチェスター・U。しかし開幕から不安定な戦いが続いており、プレミアリーグでは8勝6敗で7位、チャンピオンズリーグでは1勝1分け3敗でグループ最下位に沈み敗退の危機にひんしている。
そんな中で『スカイスポーツ』のチーフレポーターであるケイヴェ・ソルヘコル氏は、「聞いた話では、選手の半数以上の信頼を失っている」とし、テン・ハーグ監督に対する選手たちの不満が高まっていると伝えていた。
テン・ハーグ監督は6日のチェルシー戦に向けた会見で、今回の報道について問われると「ああ、そうだね(選手の支持は得ている)。もし別の状況であれば、フラム戦(11/4)かバーンリー戦(9/23)で彼らが私を解雇していたであろうことはわかるよ。正しい状況でなければね」と否定している。
そして、「まず第一に、このクラブでは(成功までに)2年も3年も待てるとは言えない。このクラブの要求は、すべての試合に勝つことが基準であるべきだ。我々はどの試合でも勝利を目標にして挑む。選手にはすべての試合で勝つことを要求する。相手が誰であろうと、それを貫くんだ」と今後について語った。
「昨季はそれが我々を大きく前進させた。リーグでは3位に入り、カラバオ・カップでは優勝し、FAカップも制覇するチャンスがあった。この考え方は変えたくない。それはクラブの文化を衰退させることになるからだ。つまり、私とチームには高い基準がある。選手に対する基準も高いし、その点では妥協しない」
なおマンチェスター・Uは、今回のテン・ハーグ監督と選手の関係について報じた『スカイスポーツ』など4メディアを「説明する機会を与えるために最初に私たちに連絡せずに報じたことに対しての措置」とし、チェルシー戦の会見出席を禁止している。




