Manchester United manager Erik ten HagGetty Images

テン・ハーグは自らの首を絞めている?言動に英記者が注目「必要以上に難しくしている」

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督の言動について、『The Athletic』のニック・ミラー記者が疑問を呈している。

先日ブライトンに本拠地オールド・トラッフォードで1-3と敗れ、開幕5試合で3敗目(2勝)を喫したマンチェスター・U。すると、試合後の会見でスカッドコストの差額について問われたテン・ハーグ監督は「みんなやっているように、彼らも資金を投じている」と語っていた。

『The Athletic』の調べによると、マンチェスター・Uのスタメン11人にかかった移籍金の総額は3億4290万ポンド(約594億円)であり、対するブライトンは1870万ポンド(約34億円)だった模様。これらの差額もあり、テン・ハーグ監督のコメントは現地でも話題となっている。

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そんな中でミラー記者は、「テン・ハーグは不可能に近い仕事をさらに難しくしているのか?」と題し、その言動に注目。アントニーやジェイドン・サンチョの状況やクラブ買収騒動など、様々な要因から「擁護できるものはたくさんある」としつつも、公での発言が自らを苦しめていると指摘した。

「ブライトン戦後のコメントを考えてみると、彼は先発メンバーのコストを把握していなかったのかもしれない。だが、ブライトン先発全員に1800万ポンドしかかかっていないことを知らなかったとしても、ディオゴ・ダロト1人の移籍金以下であることは知っていたはずだ。その金額差は明らかであり、それに注目を集めることで自身が滑稽に見えることも知っていはずなのだ」

「そして今月頭のアーセナル戦、アレハンドロ・ガルナチョの得点が取り消されたシーンでは『間違ったカメラアングルが使われた』と嘆いた。サンチョに対するコメントには様々な意見はあるが、テン・ハーグも馬鹿ではない。公の場で選手個人を批判することで問題が生じることを理解していはずだ」

「テン・ハーグは、信じられないほど難しい仕事に直面している。不可能に近いとすら言えるだろう。だが、彼はそれを必要以上に難しくしているとも言える」

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