バルセロナが3日、声明でスペインプロリーグ機構ラ・リーガのハビエル・テバス会長の辞任を要求した。
発端はスペイン『バングアルディア』の報道だった。同紙はバルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”において、テバス会長がスペイン検察に対して虚偽の証拠書類を提出したことを報じていた。
『バングアルディア』曰く、テバス会長はバルセロナの元会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏とサンドロ・ロセイ氏がこの“ネグレイラ事件”に関わっていたこと、さらには汚職をしていたことを証明するための書類を提出。そこにはバルセロナ元幹部で、すでに亡くなっているジョゼップ・コントレラス氏の手記が含まれていたものの、コントレラス氏の家族はその手記がバルトメウ氏やロセイ氏にまったく関係ないものであることを主張したという。
テバス会長はこの報道について、SNSで「『バングアルディア』の見出しは間違っている。私たちは誰のことも非難していない」「(同紙の代表者)コンデ・ゴドを中傷を行う自分たちの記者たちを見張るべきだろう」との見解を示した。そしてその後、ジョアン・ラポルタ会長率いるバルセロナが当該の報道内容に対する憤りの声明を発表。テバス会長が過去から現在まで、バルセロナを貶める言動を取り続けてきたとして、ラ・リーガ会長の座を降りることすら要求している。
「バルセロナは深い怒り、憤慨、嫌悪の気持ちを表明します。ラ・リーガの会長に対しては、討議することから逃げた深夜の威圧的なツイートだけでなく、説明のために直ちに公の場に現れることを求めます」
「ラ・リーガと一連のメディア及び見識家は、実際の裁きの前に私たちに有罪にしようと試みてきました。ラ・リーガ会長がバルセロナを破壊するためにメディア装置を利用するのは、今回(“ネグレイラ事件”)が初めてのことではありません。しかし彼らの馬鹿げた習慣はさておくとしても、虚偽の書類で私たちのクラブを告発しようとするなど、想像だにしないことでした」
「自身の職務に対応しない行動によって、またその尊厳とラ・リーガ会長職への敬意でもって、テバス氏は辞任をするべきです。しかしながら、彼のバルセロナを責め立てようとする執念、継続して示してきた反感及び嫌悪感を知っている者ならば理解しています。ラ・リーガの現会長は、私たちのクラブに損害を与え続ける行動に固執し続けるのでしょう」
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