レアル・マドリーMFオーレリアン・チュアメニは、やはりセンターバックのプレーに否定的なようだ。
7日のラ・リーガ第9節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのオサスナ戦(4-0)、カルロ・アンチェロッティ監督は本職のセンターバックがDFアントニオ・リュディガーだけだったために、急遽チュアメ二をセンターバックとして起用。フランス代表MFはぶっつけ本番ながら、187センチの長身とフィジカルを生かした手堅い守り、そして中盤の選手らしい卓越したパス能力を存分に発揮して、高い評価を受けることになった。
だが選手本人は、最終ラインでのプレーを快く感じていないようだ。アンチェロッティ監督は試合後会見で、「彼はそこでのプレーを嫌っている」と発言していたが、選手本人もSNSでそのことを認めている。冗談混じりではあるが、センターバックでの相棒となったリュディガーに向けて、次のようなメッセージを記したのだった。
「アントニオ、(自分とのプレーに)慣れないでくれ。1試合限りだからね」
この投稿に対しては、レアル・マドリーのチームメートも反応。MFルカ・モドリッチが「マルセル・デサイーだな」とボランチ及びセンターバックとして活躍した元フランス代表DFの名前を挙げ、FWヴィニシウス・ジュニオールが「僕の新しいセンターバック」、MFルーカス・バスケスが「その方がいいよ」とコメントしている。
なおレアル・マドリーではチュアメニのほか、MFエドゥアルド・カマヴィンガも本人が望まないながら時折左サイドバックとして起用されている。アンチェロッティ監督は両選手の起用ポジションについて、笑いながら次のように語っている。
「チュアメニはセンターバックでのプレーを嫌っている。また、彼のポジションについても論争が起こることになるのだろう。カマヴィンガの左サイドバックと同じさ(笑)」
「いつの日か、チュアメニがセンターバック、カマヴィンガが左サイドバックでプレーする試合がやって来るんだろうよ(笑)」


