Juventus celebrating Spezia Serie AGetty

タルデッリ氏が古巣を分析「ユヴェントスの問題はクリスティアーノ・ロナウドの陰に隠れていた」

イタリア人指揮官のマルコ・タルデッリ氏が、ボローニャで行われた展覧会に出席した際に古巣のユヴェントスなどについて語った。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が24日、伝えている。

現役時代はユヴェントスやインテルなどでプレーしたほか、引退後はU-23イタリア代表指揮官など指導者として活躍してきたタルデッリ氏。今シーズン、セリエAで1勝2敗2分と大きく出遅れている古巣ユヴェントスについて問われると、自身の見解を示した。

「小さな危機? 私はかなりの危機だと思う。現在のユーヴェに何が起きているのかを理解できない。スペツィアでもかなり苦戦しており、問題を解決できていない。(マッシミリアーノ)アッレグリは自身が作り上げたチームではなく、すでに出来上がっていたチームに取り組んでいる。それも(昨シーズンと比較して)30~40ゴールの得点力が失われた状態のチームにね。ラ・スペツィアでの勝利は重要であり、これが後押しになるかもしれない。しかし問題がなくなったわけでもない」

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「何がユーヴェに足りないのか? 中盤や守備の人材が足りないように思うし、(クリスティアーノ)ロナウドのようなパーソナリティも大きく足りていない。ただ、彼がいた時も問題がなかったわけはない。彼のゴールの裏に問題が隠されていただけだった」

続いてタルデッリ氏は、ローマやインテルなどにも言及。自身の考えを明かした。

「ローマはスクデットにふさわしいか? 私は(ジョゼ)モウリーニョを信じている。重要な指揮官であり、偉大なモチベーターだ。まだ我々が期待していたようなプレーは表現できていないかもしれないが、これまでに何らかの貢献はしている。セリエAで最も気に入っているのは、インテルだよ。どのチームよりも落ち着いてプレーしているし、(ロメル)ルカクや(アクラフ)ハキミの放出による影響も感じない。クラブは2人の穴を上手く埋めて、良い仕事をした」

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