現役時代にクリスタル・パレスやバーミンガム・シティなどでプレーした元アイルランド代表FWクリントン・モリソン氏は、サウサンプトンの南野拓実について言及した。
今冬の移籍市場で1年間を過ごしたリヴァプールからサウサンプトンに半年間の期限付きで加入した南野。すると、デビュー戦や強豪チェルシー戦でゴールを奪うなどの活躍を見せ、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督率いるチームの中で着実にインパクトを残している。
そんな日本代表MFだが、移籍後2ゴール目を挙げたチェルシー戦後、次戦のリーズ・ユナイテッド戦で移籍後初のベンチスタートになっていた。南野は後半途中から出場したが、チームは成すすべなく0-3の完敗。リーグ戦8試合勝利なしと大不振に陥っている。
ハーゼンヒュットル監督は、南野のベンチスタートについて「半年の間、1試合も90分間プレーしていなかったと思う。そんな彼が1週間に3試合もプレーすべきなのか? それはできない」と、負傷リスクを懸念しての判断であったと主張。なおこの試合で同選手はハムストリングを痛め、3月1日のエヴァートン戦欠場が濃厚となっている。
そんな中、モリソン氏はイギリス『スカイスポーツ』の番組内で、南野やダニー・イングスをリーズ戦の先発から外した指揮官の判断について、「私には理解できない。ミナミノのような選手の場合、自信が必要だ」と話し、自身の見解を続けた。
「フットボールをプレーするために移籍し、とても良いゴールを決めた。あのゴールは本当に素晴らしかったと言わせてくれ。ランとパスのタイミング、そして(エドゥアール)メンディと(セサル)アスピリクエタの動きを止め、アウトサイドでネットを揺らす自信が彼にはあった。だから、得点を奪ったチェルシー戦の後、彼はリーズとの次の試合に(先発で)プレーすべきだった。自信を持ち、次の試合でもプレーしたいと考えていたはずだ」
「それにリーズだって、メンバー表を見たとき『ダニー・イングスとミナミノがいない』と言って、歓喜していたはずだ」
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