激しいプレミアリーグ優勝争いの中、離脱者が続出するリヴァプール。厳しい1月の戦いを迎えているが、『Goal』リヴァプール番記者ニール・ジョーンズ氏は、日本代表FW南野拓実がキーマンになると指摘した。
ジョーンズ氏は、新年初戦となったプレミアリーグ第21節チェルシー戦(2-2)は「イングランド・フットボール最高の宣伝」と試合内容を絶賛するものの、「この引き分けで両者のリーグタイトル挑戦は非常に厳しくなった」とし、首位マンチェスター・シティとの差が広がる結果になったと指摘する(リヴァプールとは11ポイント差)。
そしてチェルシー戦では、「ベンチにスペシャリストのアタッカーは不在で、最後の20分はアレックス・オックスレイド=チェンバレンが偽9番として振る舞うことを求められた」とし、「今、さらに厳しい状況に追い込まれた。モハメド・サラー、サディオ・マネ、ナビ・ケイタがアフリカ・ネーションズカップに出発。ユルゲン・クロップは、つぎはぎだらけのチームで1カ月を戦い抜くという難題を押し付けられている」と、新型コロナウイルスや負傷の影響、さらに大会参加での選手離脱によって、選手層に不安があると綴っている。
なお、リヴァプールは1月もプレミアリーグ、リーグ・カップ(ファーストレグは延期に)、FAカップの3つの大会を戦う。ジョーンズ氏は「今季タイトルのチャンスがあるのは、やはりカップ戦だ」とし、カップ戦は軽視できないと提言。その上で「1月に大型補強は計画していない」と報告した上で、1月にキーマンとなる選手をピックアップ。まず最初に、南野の存在を挙げた。
「チームの一員であり続ける」こと
「先週、この日本代表はアンフィールド到着2周年を迎えた。ザルツブルクから725万ポンドで加入したが、当時は典型的な“リヴァプール・サイン”とも言われ、一目置かれるものだった」
「しかし、南野がマージーサイドに与えた影響はごくわずか。彼の貢献はカップ戦に限られ、昨季後半はサウサンプトンにレンタル移籍。リヴァプールでは1年以上プレミアリーグの試合から遠ざかった時期もあり、先のチェルシー戦は筋肉の問題でベンチから外れている」
「そんな26歳について、クロップは先週『外で走れるようにまでなった』と回復状況を説明している。13日のアンフィールドでのアーセナル戦(リーグ・カップ)には、必ず復帰してほしいと願っているはずだ」
「今季の南野の調子は、必要十分である。クリスマス前のレスター戦の劇的同点弾を含め、ここまで5ゴール。だが、今リヴァプールが必要としているのは、これまでの彼ができていなかったこと、“チームの一員であり続ける”ことなのだ」
