5日のラ・リーガ第34節、マジョルカは敵地モンティリビでのジローナ戦を0-1で落とした。怪我で直近3試合を欠場していたFW浅野拓磨は、後半途中からピッチに立ち、実戦復帰を果たしている。
今節で5シーズン連続となるラ・リーガ1部残留が数字上決まったマジョルカは、欧州カップ出場の夢を叶えるべく残り5試合に臨む。アラサテ監督は負傷明けの浅野をベンチスタートとして、ラリンを1トップとした5-4-1のシステムを使用している。
前半は残留争いの真っ只中にいるジローナがペースを握る。マジョルカ陣地でゲームを進めていくと、10分には先制点を獲得。左サイドのクロスから混戦となったペナルティーエリア内で、主将ストゥアニがシュートを決め切った。
リードを手にしたジローナは、その後も攻勢を見せてチャンスを量産するも、最後の詰めで精度を欠く。マジョルカは失点を何とか1点だけにとどめて試合を折り返し、アラサテ監督は60分に流れを変えるべく選手交代を敢行。コペテ、アントニオ・サンチェスを下げてオマール、そして浅野を出場させた。日本人FWはいつも通り右サイドにポジションを取り、縦への推進力を生かしたプレーを見せている。
マジョルカはポゼッション率を上げて反撃に出るも、ジローナの守備を崩し切れない。アラサテ監督は70分過ぎにムリチらもピッチに立たせて、チームはさらに前のめりに。しかし79分に浅野の放ったシュートがDF陣ブロックされるなど、ゴールは遠いままだった。
終盤にはパワープレーを見せたマジョルカ。浅野は左サイドにポジションを変えて、クロスを送ったりロングボールを追いかけたり奮闘していたが、結局、最後までゴールを奪うことはできず。ジローナが1点をリードしたまま、試合は終了のホイッスルを迎えている。
連敗のマジョルカは勝ち点を44から伸ばせず。ヨーロッパリーグ出場圏7位セルタと勝ち点2差、カンファレンスリーグ圏8位ラージョと同勝ち点で10位に位置している。その一方、じつに12試合ぶりに勝利を取り戻したジローナは勝ち点を38として、降格圏18位ラス・パルマスと6ポイント差で15位につけている。




