レアル・マドリー・カスティージャ(Bチーム)に所属する19歳MF中井卓大は、ラージョ・マハダオンダ(スペイン3部)への移籍が決定した。
日本人で初めてレアル・マドリーの育成組織に合格し、これまで順調にステップアップを続けてきた中井。昨年クラブと2025年まで契約を延長したが、昨季はカスティージャでの出場時間がわずか5分にとどまっており、有力メディア『The Athletic』が構想外であると指摘するなど、今夏の去就に大きな注目が集まっていた。
そして16日、カスティージャと同じくスペイン3部を戦うラージョ・マハダオンダへの移籍が決定。2024年6月30日までの1年間のレンタル移籍となる。クラブは声明で、以下のように発表した。
「ラージョ・マハダオンダとレアル・マドリーは、“ピピ”こと中井卓大のレンタル移籍で合意に達した。このMFは今シーズンの間、我々のクラブのために戦うことになる」
「彼はそのクオリティ、ドリブルのスピードとフィジカル面で傑出しており、若干19歳でカスティージャに到達して、さらに3部デビューも果たしている。選手として成長を続け、この舞台で巨大なポテンシャルを発揮するためにラージョ・マハダオンダへ加入する」
「“ピピ”、新しい我が家へようこそ!」
昨季はレアル・マドリーのレジェンド、ラウール監督率いるカスティージャで苦戦が続いた中井。今夏に続々と選手が退団する中で、同じくスペイン3部のクラブへとレンタルで新天地を求めることとなっている。




