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中井卓大のマハダオンダ、セネガル人GKが「クソ猿」などの言葉浴びせた観客を攻撃して退場に…チーム全体が抗議して試合放棄

スペインリーグ3部ラージョ・マハダオンダに所属するセネガル人GKシェイク・カネ・サールが、人種差別の言葉を浴びせられた。

スペイン首都に本拠を構え、レアル・マドリー下部組織のMF中井卓大がレンタルで在籍しているクラブとしても知られるラージョ・マハダオンダ。同クラブは30日にバスク州ビスカヤ県のクラブ、セスタオ・リーベル・クラブとのアウェー戦に臨んでいたが、試合終盤に嘆かわしい出来事が起こってしまった(なお中井は招集外だった)。

2-1でセスタオがリードしていた87分、ラージョ・マハダオンダの守護神サールは一部観客から人種差別の言葉を浴びせられると、激昂してそのスタンドに駆けつけ、一人のマフラーを思い切りつかんだ。審判は観客に対して攻撃的行為に及んだとして、サールにレッドカードを提示。するとラージョ・マハダオンダは差別への抗議としてプレーの再開を拒み、試合を放棄した。

審判の試合報告書によると、サールは一部観客から「プート・モノ(クソ猿)」「ネグロ・デ・ミエルダ(クソッタレの黒人)」などと叫ばれていたようだ。スペインリーグ3部はプロリーグではないためにラ・リーガではなく、スペインフットボール連盟の管轄だが、然るべき処分が待たれるところだ。

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