ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋のローマ戦におけるプレーが14日、『スカイスポーツ・イタリア』が選出するセリエA第11節ベストプレーの1つに選出された。
13日のボローニャ対ローマ(1-5)で今季11試合連続での先発を果たした冨安。センターバックとして出場した前半は5点を献上し、地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』から「惨事」とコメントされるなど、コンビを組んだダニーロとともに現地メディアから厳しい評価が下された。
しかし『スカイ』は、セリエA第11節のベストプレーの1つとして冨安のプレーを選出。「トミヤスのミニ・ソンブレロ」の見出しで紹介した。昨シーズンに右サイドバックでプレーした冨安のCB起用について説明しつつ、ローマ戦の後半のサイドでのプレーに賛辞を贈った。
「(シニシャ)ミハイロヴィッチはビルドアップにおける際立ったパス能力を持つCBという考えを抱き、トミヤスをディフェンスの中央へ移動させた。しかしボローニャの守備陣は素晴らしい時を過ごしているとは言えず、ローマには5点を奪われ、トミヤスもCBとして快適にプレーできているように見えない」
「しかし昨日(13日)、(イブラヒマ)エムバイェの負傷によりサイドへ移ると、彼はこのプレーを見せた。日本人選手がDFしてはめずらしい敏感なボールタッチを持っていることを証明することになった。いかに(リック)カルスドルプをかわしたかを説明するのは難しい。ボールを体で守るのではなく、相手に動くように見せかけながら、最後にボールを浮かせてカルスドルプを追い越すと、その背後に回り込んだ。続く太ももでのコントロールも、まるで普通のプレーであるかのようにやってのけた」
なお第11節のベストプレーには、冨安のほか、サッスオーロのGKアンドレア・コンシーリやクロトーネのFWジュニオール・メシアス、パルマのFWジェルヴィーニョなどの5プレーが選出されている。
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