21日のセリエA開幕戦ミラン対ボローニャに出場した日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』などが評価を下した。
ボローニャは21日、セリエA開幕戦でミランと敵地サンシーロで対戦。35分、38歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチに先制点を奪われると、51分にはPKからドッピエッタ(1試合2得点)を許した。1-5と敗れた7月のような大敗は避けることができたが、0-2と完敗を喫している。
昨シーズンは右サイドバックのレギュラーとして活躍した冨安だが、指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの意向により今シーズンからセンターバックで出場。36歳のブラジル人DFダニーロとのコンビで90分間プレーし、強敵イブラヒモヴィッチと対峙した。
38歳FWの躍動を許し、警告を受ける場面もあったが、『コリエレ・デラ・セーラ』は21歳冨安の健闘を称えている。GKウカシュ・スコルプスキやFWアンドレアス・スコフ・オルセンと並び、チーム内最高点となる「6」と採点。「彼はSBの選手だったが、CBとしても全体的に上手くやっていた。胸を張ってピッチを後にしてよいとも言える」と綴った。なおチーム内最低評価は、2枚の警告を受けて退場したDFミチェル・ダイクスと不発に終わったFWリッカルド・オルソリーニの「4.5」だった。
また『ユーロスポーツ』イタリア版も、冨安のパフォーマンスをチーム内最高点タイの「6」と採点。「CBに再適応した。おそらくロッソブルー(赤青の意味でボローニャの愛称)の守備陣の中でMVPだった」と評価した。『トゥット・メルカート・ウェブ』も同様に「6」と採点。ただCBでの出場に首を傾げ、「本当にCBで最大限の力を発揮できるのか?リラックスしてプレーしているようには見えず、疑問は残る」と綴りつつ、「それでも守備陣の中ではMVPだった。それなりの意味はあるだろう」と結論づけた。
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